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ERP/基幹システム構想策定・導入支援

キーワード
IT基盤刷新・老朽化対応
プロジェクトマネジメント
ITコンサル
ERP/基幹
サービスドメイン
Architecture & Digital

上流フェーズで決まるシステム導入の成否

システム導入の成功率は未だに約5割※1といわれています。
失敗の要因は「上流フェーズでの構想・検討不足」や「現場不在のプロジェクト推進」が大きな割合を占めています。
多くの企業では下記のような問題から、思うようなシステム導入を進められていないのではないでしょうか?
※1 参考:日経コンピュータ『ITプロジェクト実態調査 2018』
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    ユーザーの要求

  • 他部門が何と言おうとこの機能は実現してもらいたい
  • この機能が実現すると、私のやり方的には楽になる
  • 何が必要かわからないから現行システムの機能を全部要求しよう

    IT部門/IT担当者の実情

  • 部門ごとにユーザーの要望が異なり、システム要求を整理できない
  • IT選任者がいない。現行システムの仕様もよくわからない
  • 要件定義もプロジェクト管理もベンダーにリードしてほしい

    ベンダーの対応

  • システムについてはプロだが、業務の整理まではできない
  • 何が課題なのかハッキリしない。言われた要求は全て盛り込もう
  • 本来であればIT部門に管理される側だが・・・

このような状況のままプロジェクトを進めると、RFPに本来あるべきシステムへの要求を記載できない、要件定義フェーズで検討が進められず課題を積み残したまま開発が進む、といった大きなリスクが発生します。
そして、未整理のシステム要求をそのままベンダーが開発に落とし込むと、以下のような問題が発生します。

●他の機能/手段で実現可能な要求も追加開発することになり、スケジュールが遅延、開発コストが増大
●各部門の要求した機能を実装した結果、業務処理・データに不整合が発生し、障害の可能性が増加
●プロジェクトと現場ユーザー間の調整が難航し、プロジェクトが停止

ベンダーには、ユーザー企業特有の業務・組織の詳細は把握できません。ユーザーも、ベンダーがシステムに必要機能を実装できるレベルまで整理した情報を提示することができません。
ユーザーとベンダーが協力してプロジェクトを進めるには、システムに実装する要求を整理する役割、関係者の意見をまとめてプロジェクトを進める役割が必要です。

システム導入を成功に導く4つのプロフェッショナル

プロジェクトを成功に導くには、異なる専門性を持つ4つの役割が必要です。

業務のプロ

自社の業務を詳細に把握しているユーザー

プロジェクト推進のプロ

プロジェクト全体を推進するファシリテーター

業務分析のプロ

業務を分析し可視化するビジネスアナリスト※2

システムのプロ

システムを開発できるシステムベンダー

プロジェクトに不足しがちな2つの役割
プロジェクト推進 ・ユーザーとベンダーの間に立ち、コミュニケーションの橋渡し役となる
・関係者の議論をファシリテートして、課題解決に向けた合意を形成する
業務分析 ・現行の業務・システムの状況や業務課題を全社視点で可視化し、要求を整理する
・全体最適な業務・システムの目指す姿を描き、ビジネスプロセスの整合を確認する

本来であれば、システム開発以外の役割はユーザ企業が担うものです。しかし、ユーザ企業には業務でのIT活用やプロジェクトマネジメントのスキルを持つ人材が不足しており、それらの役割までベンダーに期待しているのが現状です。
システム導入が失敗に終わってしまうのは、プロジェクト推進と業務分析を担う担当人材の不在が最も大きな要因になっていると考えられます。

※2 ビジネスアナリスト(BA)

ビジネスアナリシスの専門家のことで、アメリカをはじめ欧米では一般的な専門職の一つ。業務を可視化して課題を分析し、ありたい業務の姿を業務フローに起こしながら、プロジェクトに関わる各所とのコミュニケーションを仲立ちする役割を担っている。

LTSはユーザー側の立場でプロジェクトを推進

LTSは、業務の分析・設計、新しい業務の現場への展開といった「ビジネスアナリシス」を専門としたコンサルティング会社です。「プロジェクト推進のプロ」「業務分析のプロ」として、お客様の現場に入り込み、現場の方々を巻き込みながらプロジェクトを推進させます。

現状及び目指す姿の明確化

LTSのコア・ケイパビリティはビジネスプロセスマネジメントです

グローバルで活用されている標準手法(PMBOK/BABOK/TOGAF等)を用いてビジネスプロセスを可視化し”あるべき姿”を策定します。
可視化した成果物は他のベンダー・プロジェクトでも活用可能なアセットとなります。

システム化範囲要求内容の明確化

ビジネスアナリシスの豊富なアセットを保有しています

システム化ありきではなく「業務」の観点で分析した結果をもとに、システム化範囲と要求内容を明確化します。
各部門の業務要求を引き出し、システムで実現可能な要求/システム外で解決する課題など、全社業務を最適化する観点で要求全体を整理をします。

適切なPJマネジメント

LTSはファシリテーターでありプロジェクト推進者です

LTSは一方的に外からの解決策を持ち込むコンサルタントではありません。
外部のノウハウを活用しつつも、内部の議論を活性化し、議論を確実に結論に持ち込むためのファシリテーターとして、お客様と共にプロジェクトを推進します。

LTSのITコンサルティングの特徴 ~「人が動き出すシステムづくりのプロ集団」~

従来のITコンサルティングサービスは、お客様の経営課題や時流に合わせてIT戦略や構想を策定することに留まり、実装はお客様にお任せ、というスタンスが多くありました。また、SIerにとってのプロジェクト成功判断基準は「情報システムが予算や期限内に導入できた」という視点から脱却できておらず、お客様の業務が変わり企業が実際に変化を遂げるという本来のシステム導入の目的に、十分に目を向けられていなかったのではないでしょうか。



LTSのITコンサルティングサービスは「人が動き出すシステムづくりのプロ集団」として、上流フェーズの業務可視化・問題分析・要件定義の支援にとどまらず、新業務の導入・定着まで一貫したサービスを提供しています。上流フェーズではコンサルタントとしての合理的で客観的な視点を維持しつつ、HCD(人間中心設計)やデザイン思考を用いながら絵に描いた餅にならないシステム・業務・人を含めた仕組み全体を描きます。プロジェクトマネジメントの支援だけでなく、システム導入前後のプロモーション活動やユーザ教育、新業務稼働後のフォローと改善まで、実際にシステムが変わり、人の行動が変わり、組織に変化が生じるまでのプロジェクトライフサイクルの全てをお客様と共に歩んでいきます。

またプロジェクト進行に応じて発生するユーザー側の多様な作業(各種マニュアルの作成、教育用トレーナーの派遣、ユーザーテスト計画・実行のサポート、社内プロモーション用コンテンツの開発、サービスデスクの立ち上げ、など)の実行も支援します。必要なテンプレート・ノウハウ等のナレッジをお客様に移管し、プロジェクトが終了した後もお客様の改善に向けた取り組みを継続し変化し続けられる組織作りをサポートしていきます。

これら「人が動き出すシステム」づくりにフォーカスしたワンストップサービスにより、IT導入の目的を確実に果たすことができます。

IT導入プロジェクト 事例

基幹システム導入支援

業務/問題の可視化
・関連業務を含めたヒアリングを行い、業務を可視化
・同時にヒアリングで抽出した問題を業務全体図にマッピング
目指す姿の明示
・問題を全体最適の観点で解決策を議論し、目指す姿を作成
・同時に、システムへの要件をまとめる
要件定義
ベンダーコミュニケーション
・ユーザーとベンダーの間に立ち、それぞれに働きかけを行い、祖語のないように要件定義を推進

業務分析・システム化構想策定

業務/システムの分析
・各部門にヒアリングを行い、業務/使用システムの可視化を実施
・システム体系図により業務別のシステム使用有無を明確化
目指すシステム体系の明示
・システムにより共通化する部分をマッピングし、新システム体系を明確化
基本構想策定
・新システム体系に基づく、業務効率、システム保守費用等の効果を算定し、基本構想を策定

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