LTSコラム

システム展開の勘所を発信!
2011.5.24

はじめに

はじめまして、システム展開支援サービスを担当しています櫻井俊輔です。

まずは、簡単に自己紹介をします。

法政大学工学部システム制御工学科卒業後、日立システムアシスト株式会社(現株式会社日立システムバリュー)に就職。
システムエンジニア/ITコンサルタントとして、就業情報管理システムの導入に多く携わり、
その後、学校法人電子学園 日本電子専門学校にてシステムエンジニア/プロジェクトマネージャ育成学科の学科長として教鞭をとっていました。
さらに、株式会社ビジネスブレイン太田昭和にて官公庁システムのプロジェクトマネジメント支援業務を経験した後、LTS入社し、現在に至っています。
多くの企業に対するシステム導入実施の経験と、IT系専門学校にて教育業務に従事した経験にもとづく教育業務全般
(教育計画策定、教材開発、トレーニング実施等)に対する強みを活かし、LTSでは、業務変革に伴うシステム導入時に、現場へ新システムをスムーズに展開するための教育施策を支援する「システム展開支援サービス」領域を担当してます。

システムの教育/展開は優先度が低い?

素晴らしく、便利なシステムを作れば、現場の従業員は新システムを使ってくれると思っていませんか?
多くのシステム導入プロジェクトにおいて、そのように勘違いをしているのではないかと思ってしまうことが多くあります。
新業務の設計や新システム構築に注力しすぎてしまい、多くの予算と時間を『システム作り』に投入し、現場の従業員への新システムの教育/展開が充分に行われないケースが多々あります。
その結果、システム本稼動後に、従業員が正しくシステムを利用することができず、不正なデータが入力され、システムトラブルに見舞われるという企業まで発生しています。

システム導入を伴う業務変革プロジェクトの70%は失敗していると言われています。

ある調査では、失敗要因のトップ5には、「エンドユーザーへの教育が不十分だった」という項目が入っています。
また、システム品質が計画よりも下回った場合の対処策として、「エンドユーザーへの教育の徹底」という項目もトップ3に入っています。

初期システム導入期とも言える、手作業で大変だった業務がシステム導入によって効率化された時代は、現場の従業員にも大きなメリットがあったため、大して教育を実施しなくても、システム導入は円滑に実施することができました。
しかし、近年は、IFRS対応やスピード経営を行うためにシステム間連携を強化する等の経営視点で、既存システムを廃止して新システムを導入したり、既存システムを改変することが多くなっています。
このようなシステム導入の場合は、現場の従業員にとって、目に見えたメリットは感じにくく、今までの仕事の仕方が変わってしまうというデメリットばかりが目に付いてしまいます。

だからこそ、「なぜシステムが導入されるのか」という根本から現場の従業員に啓蒙し、その上で、システムそのものの教育を行っていくことが今の時代は重要なのです!

本コラムでは、今後、LTSがご支援した多くのシステム展開事例から導き出された『システム展開の勘所』を弊社メンバーの実体験とともに発信していきます。

乞うご期待!